「第58回日本女子ソフトボールリーグ」(日本女子ソフトボールリーグ:JSL)が4月に「開幕」を迎え、5月16日(金)~19日(月)「第2節」を開催。前半戦を終了し、「プラチナセクション」「サファイアセクション」両セクションの前半戦終了時の順位をもとに、異なるセクションのチームと対戦する「交流節」の開催が迫っています(7月4日(金)~6日(日)/富山県富山市・岩瀬スポーツ公園ソフトボール広場で開催)。
「2025シーズン」も前半戦が終了し、チームは「日本リーグ優勝」をめざし、「真剣勝負」を繰り広げていますが、全国のソフトボールファンとつながるイベント「チャレンジ10,000人とキャッチボール」はシーズン中も継続しています。
この企画は昨シーズン(2024年)、日本リーグでプレーする「現役選手」たちが企画し、スタートしたもので、このイベントの目的は、キャッチボールを通じて「コミュニケーション」を深め、ソフトボールを応援してくださる地域や人々と「つながり」を持ち、12チームの選手たちが競い合いながら「一致団結」して目標達成に向けてチャレンジしていこう! というものです。
このイベントには、人生で「初めて」ソフトボールを手にした方、長年ソフトボールを楽しみプレーをしている方、誰でも参加OK! ちょっとでも「キャッチボールをしてみたい!」「ソフトボールをやってみたい!!」と興味を持ってくださった方、一緒にキャッチボールを楽しんじゃいましょう!!!
2025シーズンも張り切って「チャレンジ10,000人とキャッチボール」の動画を毎週木曜日に公開していきます。66回目となる今回も2本の動画を公開させていただきます。
まず1本目は、靜甲(チーム紹介ページはこちら)が、沼津市立第二小学校の3~6年生・64名とキャッチボールを行った際の動画です。
靜甲は、静岡県内の学校を訪問し、「ソフトボール投げ」の指導を行っています。このような取り組みは、JSLとしても重要で大切なものと考えており、このキャッチボールイベントはもとより、各チームがそれぞれの地元やリーグ開催地でソフトボールクリニックや学校訪問を積極的に行いながら、ソフトボールのさらなる普及をめざして懸命な取り組みを進めています。
そんな取り組みを進める靜甲は「第2節」終了時点で4勝1敗、「プラチナセクション」同率首位に立っています。しかも、「同率首位」に並んだ大和電機 Blue Lakersとの「直接対決」で勝利していたことがモノをいい、リーグ規程により「1位」「交流節」に臨み、「サファイアセクション」2位・4位・6位のチームと対戦することになります。
「交流節」 靜甲 試合予定
7月4日(金)
対 VONDS市原 Emerald Green(サファイアセクション2位)※9:30試合開始予定
対 平林金属 Peachblossoms(サファイアセクション4位)※12:00試合開始予定
7月5日(土)
対 ペヤング(サファイアセクション6位)※9:30試合開始予定
選手たちはグラウンド上で「全力プレー」を披露し、勝利をめざし、優勝をめざし、戦うことはもちろんですが、ソフトボールのさらなる普及・発展に向けた活動にも積極的に取り組んでいます。
「交流節」大会最終日には「スペシャルイベント」が開催されます。JSL「若手有望株」と同世代の大学生選抜(強豪ひしめく東海地区7大学から選抜されたチーム)が激突する「ジュニアオールスターゲーム」、JSL所属12チームの「飛ばし屋」がそのパワーと飛距離を競う「ホームラン競争」、かつて「日本代表」として「日の丸」を背負い、「世界の舞台」で戦い、オリンピック金メダリスト、世界選手権(現・ワールドカップ)優勝等、輝かしい成績を残し、日本のソフトボールの「歴史と伝統」を築いてきたJSLの「偉大な先輩」が集い、編成する「ドリームチーム」と現役バリバリの「JSLオールスター」が対戦する「ドリームマッチ」。今シーズン前半戦「プラチナセクション」「サファイアセクション」両セクションで活躍したJSLを代表する選手たちがぶつかり合う「オールスターゲーム」。いずれも見逃せない試合となることは必至です。
7月4日(金)~6日(日)、ぜひぜひ富山へ! 岩瀬スポーツ公園ソフトボール広場へ足を運んでください! また、「交流節」の各試合、スペシャルイベントの様子は富山県ソフトボール協会の協力を得てLIVE配信される予定(「交流節」LIVE配信はこちら)ですので、会場に足を運ぶことのできない皆さまは、そちらをご覧いただき、お楽しみいただけますと幸いです。
2本目の動画は、小泉病院 Blue Arrows(チーム紹介ページはこちら)が大阪国際大学、美作大学のソフトボール部の皆さんとキャッチボールを行った動画です。
両チームとも「インカレ」(全日本大学選手権大会)をめざしていましたが、大阪国際大学は近畿地区の予選で、天理大学に2-1で勝利したものの、関西大学に0-6で敗れ、惜しくもインカレ出場権を手にすることはできなかったようです。
一方、美作大学は中国地区の予選を突破。インカレの出場権を手にしています。インカレでは2018年に勝利を挙げて以来、初戦敗退が続いていますので、今年こそは「初戦突破」「上位進出」をめざし、頑張ってもらいたいところです。
その昔、ソフトボールをやっている「強豪大学」は教員養成系の大学が多く、大学でソフトボールを学び、自分の出身地等に帰り、学校の「先生」となって、ソフトボールを指導する、ソフトボールの指導者となる、という「パターン」が多々見られました。そういった「パターン」で先生となってくれた人たちが、全国各地にソフトボールの「種」をまき、大切に育て、またそこで育った子どもたちが中学、高校、大学とソフトボールを続け、「先生」となって故郷に帰る……といったサイクル、好循環があったのですが、そんな「パターン」もなかなか見ることができなくなってしまっています。
日本ソフトボール協会は数多くのカテゴリーで全日本大会(全国大会)を開催しておりますが、その中に「全日本教員大会」という大会があり、開催されているのは、その「名残」といえるかもしれません。
しかも、その「教員大会」で優勝したチームが、かつて各カテゴリー、実業団、クラブ、大学といったカテゴリーの優勝チームが一堂に会し、「真の日本一を決めよう!」と開催されていた「日本選手権」で教員チームが優勝し、「日本一」となっていたことや「日本代表」の選手として活躍する選手が多数いたことも……。
いかに「教員」に優秀な選手・人材が揃っていたかの「証明」でもあり、全国「トップレベル」で、あるいは「世界の舞台」でプレーした経験を持つ人たちが、学校の「先生」として部活動を指導し、チームの強化や選手の育成に力を注いでくれたからこそ、今日の「ソフトボール」がある……といえるかもしれません。
ただ、時代は変わり、学校教員の働き方改革、部活動の地域移行・地域展開が進められている今日、「あの頃は良かった」と昔を振り返るだけでなく、その「今」に、「現在」に即応していかなければなりませんし、それに代わる制度やシステムを模索し、構築していく必要があると思います。
そのためにもJSLが、あるいは大学が、自分たちがソフトボールをプレーするだけでなく、それぞれの地域に「ソフトボール」が根差し、定着していくような取り組みを進めていくこと、あるいは「次」の時代を担う子どもたちがソフトボールに興味を持ち、始めてくれるよう働きかけていくことや現在、ソフトボールをやってくれている子どもたちが「生涯」にわたってソフトボールを楽しんでくれるような仕組みやシステムを作っていく必要があります。そして、その子どもたちを取り巻く保護者の皆さんをも巻き込んで、ソフトボールから離れられなくなるような「魅力」「面白さ」「楽しさ」を伝えていきたいと思っています。
2本目の動画に登場してくれた小泉病院 Blue Arrowsは、前半戦終了時点で3勝2敗、「サファイアセクション」3位につけています。まだまだ上位を狙える好位置につけていますので、この「交流節」での戦いが、「今後」を占う意味で重要なものとなってきます。
「交流節」 小泉病院 Blue Arrows 試合予定
7月4日(金)
対 大和電機 Blue Lakers(プラチナセクション2位)※12:00試合開始予定
7月5日(土)
対 花王コスメ小田原 フェニックス(プラチナセクション4位)※12:00試合開始予定
対 ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校(プラチナセクション6位)※14:30試合開始予定
また、「交流節」では前述の通り、様々な「スペシャルイベント」も開催されますので、この機会に試合会場に足を運び、ソフトボールの魅力、楽しさ、面白さを肌で感じ、その目で確かめてみてください!!
※動画は各チームの公式SNSでも公開しています。
靜甲 公式Instagram https://www.instagram.com/seikosoftball/
小泉病院 Blue Arrows 公式Instagram https://www.instagram.com/koizumi_hospital_blue_arrows/
JSLの情報満載のInstagramはこちら https://www.instagram.com/women_softball.jsl/

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